納棺とは?服装・場所・時間など葬儀前に知っておきたいこと

葬儀で行われる「納棺」。納棺師を題材にした映画『おくりびと』でこの言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?

「何を着ればいい?」「どこで行う?」「どのくらい時間がかかる?」など、実際にご家族からいただくことの多い疑問をご紹介します。

まず納棺とは、故人様のお身体を整え、ご家族とともに棺へお納めする儀式のことです。
単に棺へ移す作業ではなく、故人様を送り出す準備を整え、ご家族がお別れに向き合う大切な時間でもあります。

納棺では何をする?基本的な流れ

納棺師は、故人様のお身体を清め、着替えやお顔の手入れなどを行い、棺へお納めするまでの身支度を整える専門職です。当社の「納棺の儀」は、次のような流れで行われます。

  1. お身体を清める
    タオルなどでお体を拭いて清潔にする清拭や湯舟やシャワーでお体を洗う湯灌などを行い、故人様のお身体をきれいに整えます。
  2. お身体のお手当
    鼻や口などに綿を詰め体液が出てくるのを防いだり、床ずれなどによるお身体の傷の処置をいたします。
  3. 着替え・身支度を整える
    仏衣や、ご家族が希望された洋服・着物などへお着替えをします。
  4. お顔や髪を整える
    髪型を整え、必要に応じて髭剃りや死化粧を行い、生前のお姿に近づけていきます。
  5. 故人様を棺へお納めする
    身支度を終えた故人様を、ご家族と一緒に棺へお納めします。
  6. 副葬品を納め、お別れをする
    愛用品や思い出の品、お花などを納め、お線香をあげていただきます。

納棺師が行う場合や、葬儀スタッフが行う場合など、方法はさまざまです。実際の内容は葬儀社や納棺のプラン、地域などによって異なります。

納棺時の服装は?

納棺に立ち会う際は、必ずしも喪服を着用する必要はありません。

通夜・葬儀の直前であれば喪服の場合もありますが、安置している場所などで事前に納棺する場合は、落ち着いた色合いの普段着でも問題ありません。

故人様の服装についても最近では白い仏衣だけでなく、愛用していた洋服や着物などを選ばれることもあります。

納棺はどこで、どのくらい時間がかかる?

納棺を行う場所は、ご自宅や葬儀式場、安置施設などが一般的です。

所要時間は内容によって異なりますが、30分〜2時間程度がひとつの目安です。

納棺前に確認しておきたいこと

  • 当日の開始時間と所要時間
  • 納棺に立ち会うご家族
  • 故人様に着ていただきたい衣服
  • 棺に納めたい思い出の品

棺に入れられる品には制限があるため、事前に葬儀社へ確認しておくと安心です。

納棺は故人様と向き合う大切な時間

納棺は、葬儀の準備工程のひとつであると同時に、ご家族が故人様に触れたり、思い出の品を納めたりしながらお別れできる時間でもあります。

服装や場所、進め方に厳格な決まりがあるわけではありません。分からないことがあれば、その都度葬儀スタッフへ確認しながら、ご家族らしい形で故人様を送り出していただければと思います。

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