葬儀で行われる「納棺」。納棺師を題材にした映画『おくりびと』でこの言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
「何を着ればいい?」「どこで行う?」「どのくらい時間がかかる?」など、実際にご家族からいただくことの多い疑問をご紹介します。
まず納棺とは、故人様のお身体を整え、ご家族とともに棺へお納めする儀式のことです。
単に棺へ移す作業ではなく、故人様を送り出す準備を整え、ご家族がお別れに向き合う大切な時間でもあります。
納棺では何をする?基本的な流れ
納棺師は、故人様のお身体を清め、着替えやお顔の手入れなどを行い、棺へお納めするまでの身支度を整える専門職です。当社の「納棺の儀」は、次のような流れで行われます。
- お身体を清める
タオルなどでお体を拭いて清潔にする清拭や湯舟やシャワーでお体を洗う湯灌などを行い、故人様のお身体をきれいに整えます。 - お身体のお手当
鼻や口などに綿を詰め体液が出てくるのを防いだり、床ずれなどによるお身体の傷の処置をいたします。 - 着替え・身支度を整える
仏衣や、ご家族が希望された洋服・着物などへお着替えをします。 - お顔や髪を整える
髪型を整え、必要に応じて髭剃りや死化粧を行い、生前のお姿に近づけていきます。 - 故人様を棺へお納めする
身支度を終えた故人様を、ご家族と一緒に棺へお納めします。 - 副葬品を納め、お別れをする
愛用品や思い出の品、お花などを納め、お線香をあげていただきます。
納棺師が行う場合や、葬儀スタッフが行う場合など、方法はさまざまです。実際の内容は葬儀社や納棺のプラン、地域などによって異なります。
納棺時の服装は?
納棺に立ち会う際は、必ずしも喪服を着用する必要はありません。
通夜・葬儀の直前であれば喪服の場合もありますが、安置している場所などで事前に納棺する場合は、落ち着いた色合いの普段着でも問題ありません。
故人様の服装についても最近では白い仏衣だけでなく、愛用していた洋服や着物などを選ばれることもあります。
納棺はどこで、どのくらい時間がかかる?
納棺を行う場所は、ご自宅や葬儀式場、安置施設などが一般的です。
所要時間は内容によって異なりますが、30分〜2時間程度がひとつの目安です。
納棺前に確認しておきたいこと
- 当日の開始時間と所要時間
- 納棺に立ち会うご家族
- 故人様に着ていただきたい衣服
- 棺に納めたい思い出の品
棺に入れられる品には制限があるため、事前に葬儀社へ確認しておくと安心です。
納棺は故人様と向き合う大切な時間
納棺は、葬儀の準備工程のひとつであると同時に、ご家族が故人様に触れたり、思い出の品を納めたりしながらお別れできる時間でもあります。
服装や場所、進め方に厳格な決まりがあるわけではありません。分からないことがあれば、その都度葬儀スタッフへ確認しながら、ご家族らしい形で故人様を送り出していただければと思います。
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